極夜の灰

サイモン・モックラー(著)2024年8月発行
ミステリはあまり読まないけど、これはほぼ一気読み、面白かった。
トランプ大統領が「グリーンランドを米国の基地にすべきだと就任直議に
発言し、物議を醸したたが、まさにそのグリーンランドが事件の舞台と
なっている。1967年以前に氷の下に、対ロシア向けミサイル基地を
設営し、運用しようとする計画があったが、氷床が不安定で無理と
軍が撤退した直後の事件のミステリ。現在と米露の状況が違っては
いるが、なかなか興味深い設定。
サイコパスな人物が登場するのも当時の映画などと共通しているかも。
主人公の精神科医「ジャック」が有能でタフすぎじゃない?ってのも、
ミステリあるあるかなあ。ジャックの信念が回りを動かし、ジャック
自身が自分の行為により、愛する妻を失った後悔から救われ、一安心。
わがまま母
— 内容紹介 —
1967年末。ある火災の調査のため、精神科医のジャックは、顔と両手に重度の火傷を負い、記憶を失ったコナーという男と向かいあっていた。北極圏にある極秘基地の発電室で出火し、隊員2名が死亡。彼は唯一の生存者だという。火災現場の遺体は、一方は人間の形を残していたが、もう一方は灰と骨と歯の塊だった。なぜ遺体の状態に差が出たのか? 謎と陰謀が渦巻くミステリ長編!